RESEARCH

建築と技術の「型(タイポロジー)」を目指して

建築構法・構法史・改修技術・集住のフレキシビリティ


2023年の主な研究テーマ(その他学生独自テーマがあります)

3Dモデリングによる構法のビジュアル化

近代建築・改修・各種構法を対象とした図解表現

デジタルモデリングによる優れたディテールや構法の一般化

PCa、近年の木造、プレファブ構法など組立構法とBIM

構法事例のビジュアル化(プレモス)

構法・生産からみた近代建築史

近代から現代への技術変化の実態の解明

戦後オフィスビルの構法・生産の変遷

GRC・PCa構法の変遷

NTT日比谷ビル実測調査

建築の改修・再生・維持管理手法

近代建築改修事例を通した再生手法・技術の分析

旧木造小学校の保存活用に関する実践的研究

超高層ビル維持管理手法の分析と評価

旧水元小学校見学会

フレキシビリティと多様性を目指した構法

フレキシビリティから見た集合住宅の分析

集合住宅団地のコミュニティと再生手法

都市の構法としてのリノベーション、ファサード構法分析

団地学生ワークショップ


日本建築学会大会での発表


研究業績


学術論文(レフェリー付き):

宮谷 慶一 , 松本 直之 , 熊谷 亮平 , 権藤 智之 , 松村 秀一「戦間期の清水組工事現場におけるセメント調達先について」,『日本建築学会計画系論文集』,pp.2689-2698, 2021年12月

松本直之、藤田香織、宮谷慶一、松村 秀一、熊谷亮平、権藤智之、今田多映「昭和戦前期の建築構法・生産の変遷に関する産業史的研究―清水組工事竣功報告書を対象として―」,『住総研研究論文集・実践研究報告集』, No.47, pp.143~154, 2021年3月

熊谷亮平, 松嶋源, 松本直之「簡易型枠を用いたカタルーニャ・ヴォールト曲面の施工方法に関する実験的研究」,日本建築学会技術報告集,pp.857 - 861,2019年6月

熊谷亮平, 稲坂晃義, 濱定史, 渡邊史郎「住商混在型木密地域におけるリノベーション構法とその集積効果」,『住総研研究論文集』, No.43, pp.23~34, 2017年3月

角倉英明,藤原昭夫,渡邊史郎,熊谷亮平「岩手県におけるFSB 工法の展開と技術改善に関する事例研究-震災後における地域の木造住宅生産に関する研究 その1」,『日本建築学会計画系論文集』,pp. 2823-2832 , 2015年

江口 亨, 清家 剛, 熊谷 亮平, 松本 由香, 伊山 潤, 山田 哲, 椛山 健二, 楠 浩一:「東北地方太平洋沖地震および余震による学校施設の校舎における天井の震動被害」, 『日本建築学会技術報告集』,第47号,pp.55-59,2015年

熊谷亮平,前島彩子:「カタルーニャ・ヴォールトの構工法的特徴に関する研究-床の実大施工実験を通して-」,『日本建築学会技術報告集』,第44号,pp.39-44,2014年2月

清家 剛,江口 亨,熊谷亮平,佐藤考一,名取 発,脇山善夫,井上朝雄,山田 哲,島田侑子:「東北地方太平洋沖地震および余震による学校施設の校舎と体育館の非構造部材の震動被害」,『日本建築学会技術報告集』,第44号,pp.405-410,2014年2月

阿部大輔,熊谷亮平:「バルセロナの計画住宅市街地における維持更新の手法と実態」,住宅総合研究財団研究論文集,第36号,pp.119-130,2010年3月

熊谷亮平,松村秀一:「バルコニーから見たバルセロナ旧市街都市景観の形成過程-近代以前の都市住宅におけるバルコニーに関する研究 その2-」,『日本建築学会計画系論文集』,第648号,pp.535-540,2010年2月

熊谷亮平,田口翔三:「鉄筋コンクリート造文化財建造物の耐震改修における補強構法決定要因に関する研究」,DOCOMOMO Japan 2008 in Kyoto研究発表論文集,pp.59-62,2008年5月

熊谷亮平,松村秀一:「カタルーニャの歴史的都市邸宅ファサードにおける開口部とバルコニーの変遷-近代以前の都市住宅におけるバルコニーに関する研究 その1-」,『日本建築学会計画系論文集』,第618号,pp.149-155,2007年8月

松村秀一,深尾精一,石塚克彦,小畑晴治,村口峽子,金容善,熊谷亮平,江口亨:「既存集合住宅の高齢者向け改造技術の開発研究(その2)」, 『日本建築学会技術報告集』,第21号,pp.235-238,2005年6月

熊谷亮平,松村秀一:「近代積層集合住宅におけるバルコニーの変遷と国際的普及に関する研究」,『日本建築学会計画系論文集』第571号,pp.41-46,2003年9月

松村秀一,安藤正雄,石塚克彦,小畑晴治,関栄二,熊谷亮平:「既存集合住宅の高齢者向け改造技術の開発研究」,『日本建築学会技術報告集』,第16号,pp.231-234,2002年12月


国際会議プロシーディングス(レフェリー付き):

HIRAI Mitsuru, YAMAGUCHI Sayu, KUMAGAI Ryohei and OGAWA Masaki: "A Review of Wooden Composite System of J.Prouve's F.8X8.BCC House", The 16th International Docomomo Conference Tokyo Japan 2020, 2021.8 (poster session)

KUMAGAI Ryohei: "The Kasumigaseki Building's Planning and Technology: Japan's First Skyscraper from the Viewpoint of Renewal", CIB World Building Congress 2019, 2019.6

KUMAGAI Ryohei, ITO Yoshihiko, KIMURA Fuuko: "Modernity and locality in the use of brick in Spanish architecture (1870s-1930s)", Building Knowledge, Constructing Histories, 6th International Congress in Construction History, 2018.7

KUMAGAI Ryohei, MAESHIMA Ayako: "Constructive characteristics of Catalan vault through the construction experiment of full scale floor model", 41st IAHS World Congress, (電子版), Albufeira, 2016.9

HIRAI Mitsuru, KUMAGAI Ryohei, YAMAGUCHI Sayu, SUYAMA Naoto: "Conservation Plan and Restoration Work of the Ranzan Country Club Clubhouse", 14th docomomo international conference, pp.312-318, Lisbon, 2016.9

KUMAGAI Ryohei: "The formative process of the urban residential spaces in the old town of Barcelona focusing on Balconies", ISAIA 2008 ( The 7th International Symposium on Architectural Interchanges in Asia),proceedings II, pp.692-695, Beijing, 2008.10


その他の学術論文・学会発表(一部):

熊谷 亮平、松本 直之、松村 秀一、宮谷 慶一、権藤 智之、藤田 香織:昭和戦前期の銀行建築の構法とその変遷 清水組工事竣功報告書の分析その2, 日本建築学会大会学術講演梗概集, pp.349-352, 2021年7月

熊谷亮平, 藤髙伸哉, 松本直之:煉瓦造建築の構造補強方法の変遷に関する考察-修理工事報告書の分析を通して-, 日本建築学会大会学術講演梗概集, pp.925-926, 2018年9月

熊谷亮平:「DIYの手がかりとなる木造フレームのセルフビルド実験」,日本建築学会大会学術講演梗概集,pp.857-858,2017年9月

熊谷亮平:「近代建築の修復・再生技術に関するライブラリーの検討」,日本建築学会大会学術講演梗概集,pp.763-764,2016年8月

熊谷亮平,倉元宏宜,前島彩子:床としてのカタルーニャ・ヴォールトの構工法的特徴に関する実験的研究,日本建築学会大会学術講演梗概集,pp.993-994, 2013年8月

熊谷亮平,清家剛、名取発、井上朝雄、江口亨:「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震における関東地方の非構造部材の被害―その2 内装等―,日本建築学会大会学術講演梗概集,pp.73-76, 2012年9月

熊谷亮平,平井充,山口紗由:「天野太郎設計の嵐山カントリークラブにおける新築時から現況への変更に関する考察」,日本建築学会大会学術講演梗概集,F-2分冊,pp.871-872,2011年8月

熊谷亮平:「バルセロナ市における1930年代に建設された近代建築の保存状況」,日本建築学会大会学術講演梗概集,F-2分冊,pp.229-230,2010年9月

熊谷亮平:「バルセロナの歴史的建造物修復における公的修復機関の活動に関する調査報告」,『日本建築学会大会学術講演梗概集』,F-2分冊,pp.363 -364,2009年9月

熊谷亮平:「バルセロナにおける歴史的建造物修復の大学教育と修復の現状」,日本建築学会 既存建築を活かす対震改修デザイン特別調査委員会編:『既存建築を活かす対震改修デザイン-建築学とデザイン力の融合による社会資産の創出-』,日本建築学会大会研究協議会資料,pp.64-71,2009年8月

熊谷亮平,松村秀一:「近代建築の保存修復現況に関する知識のデータベース化に関する研究 その1 -自由学園明日館保存修理工事報告書と明日館実測図集の分析を通して-」,『日本建築学会大会学術講演梗概集』,F-2分冊,pp.347-348,2007年8月

熊谷亮平,松村秀一:「スペイン・カタルーニャの歴史的都市邸宅建築のファサードにおける窓及びバルコニーの変遷に関する考察」,『日本建築学会大会学術講演梗概集』,E-2分冊,pp.193-194,2006年9月

熊谷亮平,松村秀一:「近代以降の積層集合住宅におけるバルコニーの変遷と国際的普及に関する研究」,『日本建築学会大会学術講演梗概集』,E-2分冊,pp.265-266,2003年9月

熊谷亮平,平野大悟,呂俊逸,竹宮健司,上野淳:「多床室における入院患者のベッドまわり環境のコントロールに関する考察 諏訪中央病院におけるキュービクルカーテンの開閉に着目したケーススタディー」,『日本建築学会大会学術講演梗概集』,E-1分冊,pp.29-30,2000年9月


著書:

松原和彦, 児島 仁, 深尾 精一, 渡邉 研司, 米川 清水, 田所 辰之助, 横田 昌幸, 熊谷 亮平, 加藤 雅久, 後藤 和弘, 金子 英樹, 大宮司 勝弘:「日比谷電電ビル建築アーカイブス」, 日本電信電話株式会社,公共建物株式会社, 2022年10 月

山崎泰寛, 本橋仁編著 ; 勝原基貴, 熊谷亮平, 吉江俊著:「クリティカル・ワード 現代建築 社会を映し出す建築の100年史」, フィルムアート社, 2022年3月

KUMAGAI Ryohei: The Kasumigaseki Building's Planning and Technology: Japan's First Skyscraper from the Viewpoint of Renewal, The Report of mASEANa Project 2018 6th & 7th International Conference, pp.43-35, 2019.5

日本の近代・現代を支えた建築 -建築技術 100選- 委員会:「日本の近代・現代を支えた建築 -建築技術 100選-」, 日本建築センター/建築技術教育普及センター, pp.126-129, 132-133, 2019年6 月

霞が関ビルディング50周年記念誌編集委員会:「霞が関ビルディング KASUMIGASEKI BUILDING」,三井不動産株式会社,2018年4月(共著)

建築学 編集委員会:「理工系の基礎 建築学」,丸善出版,pp.154-159,2016年10月(共著)

松村秀一、角田誠、新堀学、安孫子義彦、齊藤広子、佐藤考一、清家剛、田村誠邦、中城康彦、中村孝之、村上心、脇山善夫、秋山徹、江口亨、奥村誠一、熊谷亮平、金容善、徳田光弘、森田芳朗:「建築再生学 考え方・進め方・実践例」, 市ヶ谷出版社, pp. 156-157, 172-173, 186-187, 2016年1月(共著)

既存鉄骨造建築物の耐震改修施工マニュアル改訂小委員会編:「2013年改訂版 既存鉄骨造建築物の耐震改修施工マニュアル」,日本鋼構造協会,日本建築防災協会,pp.82-87,2013年8月(共著)

日本建築学会:「2011年東北地方太平洋沖地震災害調査速報」,日本建築学会,pp.351-354,pp.513-529,2011年7月(共著)


執筆記事等:

熊谷亮平:「構法史からみた近代と現代」, 2022 年度 日本建築学会大会 パネルディスカッション(建築計画部門)「構法史のアクチュアリティ――構法と歴史から、いまつくることを考える」 資料集, pp.36-37, 2022年9月

熊谷亮平:「ふつうの建築を形づくる自然と社会」, 東京理科大学科学フォーラム,pp.24-29, 2021年8月

熊谷亮平:「原邸」, o-cube, 195号, pp.12-13, 2019年7月

熊谷亮平:「再注目される近代レンガシェルに迫る」,技術ノート, 第12回, 建築雑誌, p.45, 2019年3月

熊谷亮平:「50年後から見た霞が関ビル(リニューアル〕」, 建築士, 日本建築士会連合会, pp.32-35, 2018年11月

熊谷亮平:「既存建物の改修」, 東京理科大学科学フォーラム,2016年6月号,pp.32-37, 2016年6月

熊谷亮平:「神楽坂かくれんぼ横丁-防火と構法-」,東京理科大学科学フォーラム,2015年8月号,pp.24-25, 2015年8月

熊谷亮平,江口享:「特集 安全な天井設計と天井脱落対策技術基準早わかり 第5章体育館の天井 改修工法のパターン」,『建築技術』2014年6月号,pp.146-149,

熊谷亮平:「東日本大震災による非構造部材の被害事例」,『BELCA Letter』,2011年10月号,pp.2-5,2011年10月

熊谷亮平:「非構造部材の地震被害」,東京理科大学科学フォーラム,2011年7月号,pp.18-19,2011年7月


競争的資金獲得研究:

熊谷亮平,稲坂晃義,濱定史,渡邊史郎:「住商混在型木密地域におけるリノベーション構法とその集積効果」,一般財団法人住総研研究助成,2015~2016年度

熊谷亮平:「スペインを中心とした20世紀近代建築における修復技術知識の活用に関する研究」,科学研究費補助金若手研究B,2013年度~

熊谷亮平,山名善之:「実大モデル製作によるカタロニア・ヴォールト構法に関する研究」,財団法人大林都市研究振興財団研究助成,2011年度

熊谷亮平:「組立・解体ワークショップによる組立建築(坂倉準三設計)の考証研究」,トステム建材産業振興財団研究助成,2009年度

熊谷亮平:「20世紀近代建築の修復をサポートする技術知識基盤の構築」,東京理科大学特定研究助成金(奨励研究),2009年度

熊谷亮平:「20世紀近代建築の修復工学技術に関する知識の体系化」,科学研究費補助金(特別研究員奨励費),2008年度

熊谷亮平,田口翔三:「日本の近代建築の耐震改修における適切な構法,構造,建材選定のための指針や技術知識の構築」,トステム建材産業振興財団研究助成,2007年度

熊谷亮平:「地域比較的考察による集合住宅におけるバルコニーの再考」,竹中育英会建築研究助成,第42回,2003年度