3Dプリンタを用いたオープンデータの家具

今年度の卒論で、磯野笑美里さんが「3Dプリンタにおけるオープンデータの改変に関する研究 -家具の接合部を対象として-」と題して、家具を実験的に制作しました。家具のジョイントなどは、3Dプリンタのオープンソースのデータとして公開されているものは多いのですが、それらのデータを改変することは拡大縮小などに制限されていることが多く、角度などをカスタマイズすることは一般的ではありません。しかし、本来、オープンデータによるDIYのメリットは、データを個人が改変できることによって大きく広がるものと思います。今回は、既存のオープンデータをトレースして新たにデータを作成することで、その改変のバリエーションを作る中での課題や可能性が考察されました。

KUMAGAI LAB

東京理科大学工学部建築学科 熊谷研究室