NTT日比谷ビルの構法調査

再開発に伴い解体されるNTT日比谷ビル(日比谷電電ビル)について、熊谷研究室ではその構法に関する調査を行いました。1961年竣工、國方秀雄により設計された同ビルは、システム天井や可動間仕切り、フルハイトの外部建具など、オフィスビルの工業化の先駆けであり、DOCOMOMO Japanにも選定されるなど、日本の近代建築の典型となる事例の一つです。熊谷研究室ではNTTファシリティーズ、DOCOMOMO Japanと共同により計10回の現地実測・部分解体調査を行い、その構法や工業化の特徴についてまとめています。